私は2022年5月から2023年7月まで、カナダのトロントで1年2か月のシニア留学を体験しました。
そして現在、2024年の2度目のシニア留学に向けて準備を始めました。留学先は前回と同じトロント。
2度目となると、何もわからなかった前回とは留学エージェントの選び方が変わってきます。
つまり、前回の失敗を活かせる!これは強い。
この記事では、シニア留学2度目となる私が、今回どんな視点で留学エージェントを選んだか?というポイントについてまとめます。
シニア留学でエージェントを選ぶポイントは?
私が2024年に2度目のシニア留学をするにあたり、その準備を始めるタイミングでまず考えたのが「エージェントをどこにするか?」でした。
前回のエージェントにもう一度お願いするのか?はたまた別のエージェントを探すのか?
私は今回、前回とは別の留学エージェントにお願いすることにしました。
私は今回、前回の失敗から学んで次の3つのポイントでエージェントを選びました。
- 現地オフィスがあるか?
- 日本人スタッフが常駐しているか?
- 語学学校の情報が豊富か?
これらエージェント選びのおすすめポイントを、それぞれひとつずつ説明していきます。
現地オフィスがある
シニア留学について調べる時、ネットで検索してみるとわかると思いますが、驚くほどたくさんの留学エージェントが出てきます。
あれだけの数があると、正直2度目となる私でも迷ってしまいます。どこがおすすめかなんて到底わかりません。
それにみんないいことばっかり書いているから(当たり前だけど)、本音の部分がわかりにくい、っていうか見えてこない!
これじゃあ、エージェント選びに失敗するのも仕方ないとさえ思える…。
そんな時、私が思うエージェント選びのポイントが、コレ。
私は次回も、前回同様カナダのトロントにシニア留学しようと考えています。
ネットで検索して山ほど出てきた留学エージェントの中には、日本にしかオフィスがないというエージェントがあります。
こういうエージェントは、留学に行った先で何か助けてほしい状況になったときにほとんど頼りにならないと考えた方がいいです。
なので、シニア留学ではおすすめしません。
ですので、行きたい都市にオフィスがある留学エージェントを探すのがシニア留学の鉄則です。
たくさんある留学エージェントの中から、行きたい都市にオフィスがあるかどうかでまずは絞っていくのがおすすめ。
しょっぱなから失敗するのを防ぐには、まずはこのポイントが最初に重要!
日本人スタッフが常駐している
次に重要なのが、日本人スタッフがいるかどうか。しかも常駐しているかどうかが留学エージェント選びの2つ目のポイントになります。
実は前回、初めてシニア留学をした時の私はこんな風に思っていました。
「英語の勉強をしにシニア留学に行くのに、日本人スタッフをあてにするのって考え方としてどうなんだろう…?」
いやこれ、私はカナダで生活し始めるまで本気でこう思っていましたからね。
この高飛車な考え方がそもそも失敗のもとだったんだけれど、そこは実際に現地で痛い目に合わないと「失敗」だって気がつけないんですよねぇぇ…。
前回のシニア留学では、実際に海外で生活し始めて実際にトラブルが頻発すると、自力で対応することがどれだけ難しいかということを痛感させられました。
シニア留学前に私が考えていた留学ライフは、現地であんなにトラブルが起きる想定ではありませんでした。
…というか、実際に生活するまでリアルなトラブルを想定できていませんでした。
私のシニア留学中に実際に起こったトラブルはというと、
携帯電話が使えなかったり、手首を骨折したり、学生ビザなのに半年しか有効じゃなくて延長手続きが必要になったり、日本からの送金がうまくできなかったり、現金が足りなくてルームシェアの契約ができなくなりそうになったり…。
手に負えないというか、手に余るというか…。
そんな時、現地に留学エージェントのオフィスがあれば何かしら情報をもらうことができますし、すぐに解決できないとしても相談することができます。しかも日本語で。
覚えておきたいのは、トラブルのときには「日本語で説明しないと解決できない」と考えた方がいいということです。
…というか、そもそもシニア留学しているということは、留学に行って英語を勉強しようとしているわけですから、そのレベルの英語力でトラブル対応はできないと知るべきでした。
そもそもこの”自分で何とかできる”という感覚が失敗のもと。
日本人スタッフに頼るところは頼って、自分の英語力のなさを感じる時は感じて、その上でシニア留学をするんだという割り切りが必要だということを、私は前回のシニア留学で痛感したんですよね。
なので、留学エージェントを選ぶときには現地オフィスに日本人スタッフが常駐しているかどうかをみて決めるのがおすすめです。
語学学校の情報が豊富
私の場合、シニア留学の目的として英語の勉強が重要項目なので、語学学校の情報が多いエージェントを選んで選択肢を広げたいと思いました。
前回のシニア留学でトロントの語学学校に実際に通ってみて知ったのですが、トロントには本当にたっくさんの英語の語学学校があるんですよ!
トロントには、それこそ世界中から英語を学びたい人たちが集まってくるので、第二外国語学習者に対する英語教育は「一大産業」とでもいうべきほどの規模です。
もちろん私も1回目のシニア留学の準備期間に、留学エージェントからいろんなおすすめ語学学校の情報をもらってかなり検討したつもりでした。
でもそのとき検討した語学学校以外にも良さそうなところが実はいくつもあったことが、実際にしばらく滞在していくうちに段々とわかってきました。
- 生徒数
- 場所/立地
- 雰囲気
- 歴史
- カレッジや他の機関との連携
などなど、それぞれ特色を持った大小さまざまな語学学校がたーくさん存在しているんですよね。
特に小さな規模でアットホームな雰囲気で経営されている語学学校の場合、留学エージェントでそもそも把握していない場合もあります。
また、とてもオリジナリティの強い独自路線の語学学校もあって、ものすごくおすすめだけれども、その情報は地元の留学エージェントぐらいにしか出回らないというパターンもあります。
だから小規模な学校も含めて、留学エージェントにはいろんな語学学校の情報を持っていてほしいなと思うんです。
そうでないと私たちは、自力ではその情報に行き着くことがほぼできないから。
特にシニア留学の場合、目的や目指すものや求めることが一般的な「学生留学」とは一味も二味も違うはずです。
シニア留学で、高校生や大学生があふれる大規模校に行きたくない場合、小さいけれどじっくり勉強できそうなアットホームなおすすめ語学学校があったら、内容を知りたいと思いますよね。
自分のニーズにぴったりな語学学校を探し当てるためにも、小規模な語学学校も含めてできるだけたくさんの語学学校の情報を持っている留学エージェントを選ぶことがおすすめ。
私が前回の失敗から学んだ、シニア留学を充実させるためのコツと言えます。
でも決められないって場合は、こちら
でもそうはいっても、まず自分がどうしたいのかがわからないって場合もあるはず。
特にシニア留学となれば、行きたい気持ちはあっても何から考えればいいのかがわからなくてエージェント選びどころじゃない!って人もいて当然です。
そりゃそうですよね。
これだけ失敗の話を聞いちゃうとなおさらね…笑
なんと言っても一念発起のシニア留学。
まずはどうすりゃいいの?っていうところから、順番に考えて整理していきましょう。
ひとりで考えていてもうまく進まないなぁ~という人は、誰かに話しながら気づいたり整理されたりすることがあるので、エージェントの無料カウンセリングを”うまく”活用するのはいい方法だと思います。
まずは「相談する」という初めの一歩を踏み出すことが大事。
私がおすすめするのは現地オフィスのある留学エージェントカナダジャーナルです。
カナダジャーナルは、40年以上も現地で留学サポートをしているエージェントです。
スタッフは全員現地に住む日本人なので、とにかく現地情報に強いエージェントと言えます。
そして、現地サポートが無料だったり、渡航前の英会話レッスンが無料だったりと、サービスがきめ細かい!
シニア留学の場合は、こういったいわゆるベテランエージェントに相談するのが近道だと私は思っています。
カナダジャーナルはカナダ留学専門なので、留学先にカナダを考えている人はゼヒ1度無料相談をしてみてください!
カナダジャーナルについての詳しいことは、こちらの記事にまとめています。
留学エージェントで相談するなら
私が留学エージェントに相談することをおすすめするのは、自分の失敗体験があるからです。
私が出会った失敗エージェント
私が前回のシニア留学準備で出会ったエージェントには、残念ながらホントにひどい所もありました。(…いいエージェントもありましたけどね。)
電話での話し方がなれなれしくて違和感
こういうことを言うのって昭和なのかなって思うけれど、どう考えてもそのノリはおかしいでしょっていうテンションで電話をしてくるエージェントがありました。
フレンドリーな雰囲気を出したいのかもしれないけれど、あまりにもなれなれしい口調は逆効果だよって感じました。
「信頼感」を感じられないエージェントに、一念発起のシニア留学の相談をしたいと思いますか?
電話でのやり取りに違和感があったら、その段階でアウトです。
こういうエージェントとはご縁がなかったと考えて、速攻でサヨナラしました。
学生相手モード
日本で留学というと「学生留学」が主流ですよね。
実際に私が前回行ったトロントでも、日本からの留学生のほとんどが高校生や大学生でした。
ということは、留学エージェントにしてみたら、お客さんの大半は学生だということになりますよね。
でも今、時代はどんどん変わってきていて、学生留学以外にも社会人留学やシニア留学、親子留学など、留学に行こうと思う人の層がどんどん広がってきています。
その流れに目を向けずいつまでも学生相手モードの対応ばっかりしているようなエージェントは、そのうち消えてなくなると思います。
私は自分の感覚として「あ、このエージェントは学生相手モードだな」と感じたら、それ以上コンタクトは取らないようにしていました。
留学経験なさそう
留学カウンセラーの中には、質問しても歯切れが悪くてよくわからないやり取りになることがありました。
そういう時に私が感じたのは「この人、留学した経験あるのかな~?」ってことでした。
多分、留学経験があっても期間がすごく短かったり、すごく年数がたっていて今の事情が分からなかったりするんじゃないかな~と勝手に思っていました。
「留学経験」って、結局「現地でどれだけ大変な目にあっているか?」ってことなんじゃないかと思います。
そういうサバイバル経験の少ない留学カウンセラーだと、どうしても質問に対して歯切れが悪くなっちゃうんでしょうね。
それもわからなくはないけど、一念発起のシニア留学なので、こちらの質問に対して参考になる意見が聞けないなと感じたら、そういうエージェントにはお願いしないと決めましょう。
ワーホリじゃなくボランティア活動
時々耳にする留学の残念な1面として、
- お金がかかる
- 英語が思ったほど上達しない
というリアルな状況があります。
これを打ち破るために、働いて英語環境の中で過ごすと
- お金が稼げる
- 英語が上達する
という成果があって、お金を稼ぎながら留学することが可能になるって考え方もアリ。
でもこれ、シニア世代にとってはどうかな?って思うんですよね。
ワーキングホリデーは30歳までの特典だし、そもそも散々働いたんだからもう働きたくないし、新しい仕事を英語で覚える自信も正直ないしなぁ。
でも、何か現地の人と過ごす場が必要だってことは感じていますよね。
そこで私がおすすめするのが、ボランティア活動。
私も前回のシニア留学で、教会のボランティア活動に参加しました。
毎週火曜日の早朝に、ホームレスの人たちに朝食と飲み物を準備して渡すというボランティア活動でした。
この時、スタッフは全員教会の近所に住むネイティブ。日本人は私1人だけという環境でした。
これがものすごく英語の勉強になりました。大変だったけど必死にしゃべったし友だちもできました。
だから私がシニア世代におすすめするのは、労働ではなくボランティア活動です。
海外ではこういったボランティア活動が多くあります。
留学エージェントで無料カウンセリングを受ける際には、是非「ボランティア活動」について質問してみてください。
カウンセラー全員が留学経験者で、カウンセリングにとても力を入れているエージェントなので、「シニア留学を考えているけど、頭の中がうまくまとまらない」という方、是非活用してみてくださいね。
失敗から学ぶ2度目のトロント出発準備
さて、私は現在2度目のシニア留学に向けて、現在2度目のエージェント選びをしているわけですが、何もわからずに初めて行った前回と違って、2度目は具体的に自分がどうしたいか?が明確になっています。
これは前回と大きく違う点です。失敗から学ぶということでもありますね。
2度目のシニア留学に向けて、私が具体的に考えているのは次の3点です。
- 語学学校選び
- ボランティア活動
- ホームステイかシェアハウスか
私が来年どんな留学生活をイメージしているのか、順番に説明していきますね。
語学学校選び
これはもう絶対に納得いくところにしか行きたくないと、強く感じている最重要ポイントです。
前回のシニア留学では、高校生と大学生があふれる大規模校を選んだため、語学学校の雰囲気がしっくりこなくて、それがとても残念でした。
最大の失敗といえます。
もちろん自分でその語学学校を選んだので後悔はないです。最初は、シニア留学後半にカレッジに行くという選択肢も残しておきたかったので、カレッジ併設の大規模校を選ぶことにしたのは自分の判断です。
その学校でたくさんのいい先生にも出会えたし、いろんな国から来ている人たちと友だちになり、今でもやり取りが続いています。
でも2回目は、もっとこじんまりとした落ち着いた雰囲気の語学学校に行くと決めています。
私はじっくり自分に合ったペースで英語の勉強をできる環境が欲しいんですよね。
だからそのために大人が勉強しやすい環境があるかどうか、あまりにも高校生と大学生に偏っていないかをしっかりチェックして、語学学校を決めようと思っています。
私と同じように落ち着いた雰囲気で学びたいと考えているなら、ゼッタイに大人の多い語学学校を選んでくださいね!
これからシニア留学を計画している方には、「自分の中で何を優先させるのか考えること」がとーっても大事です。
せっかくのシニア留学なので、この手の失敗は避けましょう。
ボランティア活動
1年2か月のシニア留学中、最後の3か月間は教会のボランティア活動に参加していました。
毎週火曜日の朝、ホームレスの人たちに朝食を配るボランティア活動です。
このボランティア活動に参加するために、自分で教会の人に電話で連絡を取って、「手伝いたい!」と必死で伝えてOKを勝ち取りました。
毎週火曜日に朝の6:30から9:00くらいまで、サンドイッチやデザートの袋詰めをした後、ホームレスひとりひとりに飲み物のオーダーを取りながら、用意した朝食を渡していく作業を手伝いました。
毎回、総勢10人前後のネイティブが切り盛りしてる、地域のボランティア活動です。
実はこのボランティア活動が、私にとっては最高の英語の勉強の場だったと感じています。
教会のボランティア活動に参加する人というのは、基本その教会の近くに住んでいる人たちです。学校で出会う人たちとは違う、本当の意味でのネイティブです。
しかも日本人でこのボランティア活動に参加した人は、私が初めてだったらしく、私以外に日本人はいない環境で一緒に作業をするという、英語のヒアリングとスピーキングの勉強に最適な環境になっていました。
次回のシニア留学でも、この教会ボランティア活動にはまた参加したいと考えています。
朝早くから教会へ行けるよう、滞在場所はできるだけ教会に近い所にしようと思っています。
ホームステイかシェアハウスか
前回の1年2か月のシニア留学では、最初の3か月をホームステイで過ごしました。
ホームステイ先は学校に申し込みをして探してもらいました。
次回のシニア留学は滞在期間が前回より短いため、ホームステイは1か月にして、その間にシェアハウスを探して引っ越すのがいいかなと考えています。
今回お願いしようと思っている留学エージェントが、ホームステイ先とシェアハウスの両方の情報を持っているようなので、じっくり考えて滞在先を決めようと思います。
シェアハウスは初めての経験になるので興味津々。
私は語学学校以外でどれだけ英語を使う環境を作れるかが、留学を実り多いものにできるかどうかの分かれ道だと思っています。
前回のシニア留学で感じたのは、失敗を恐れずにもっといろんな環境に飛び込んでみればよかったということ。
語学学校以外でいろんな人と接点があるというのは、英語を勉強する上ですごくありがたいことだし、わざわざ留学する意味もそこにあると思います。
失敗を恐れて現地で行動できないのは、ホントにもったいない。
シェアハウスに滞在して、毎日の生活の中でうまくその環境をそろえていくのがおすすめだろうと考えました。
ちなみに前回のシニア留学で滞在したホームステイについての記事はこちら。
おわりに
いかがでしたか?ここまでお読みいただきありがとうございました。
シニア留学でエージェントを選ぶポイントについて、まとめてみました。
私が今回、前回とは違う留学エージェントにお願いすることにしたのは、この3つのポイントを考えて選び直したから。
前回の失敗から学んだ、ただでは起きないバビコの選択です。
シニア留学に行きたいけど、留学エージェント選びに迷っているのであれば、今回ご紹介したこの3つのポイントを是非参考にして考えてみてくださいね。
そして、その前段階として、自分がどうしたいのかがまだまとまらないようなら、無料カウンセリングがていねいなエージェントに相談してみるところから、まずは始めてみましょう。
すぐに決められなくても大丈夫!
シニア留学だからこそ、いろんなものを”うまく”使って、焦らずじっくり考えていきましょう。