シニア留学に行く目的として「英語の勉強がしたい」と考えている人も多いと思います。
わかります。私もそうです。
でも私は前回1度シニア留学で1年間カナダに行ってみて、語学学校での勉強が思っていたほどいい方法ではなかったかも…と感じて帰ってきました。
この記事では、あらためて、心を入れ替えて、私がいま考えている英語学習の大切なツボについてまとめました。
シニア留学前に英語の勉強をするとき大切なこと
学生の頃から、私は英語の勉強についてある自論がありました。それは…
いやいやこれホントにそう思っていて、だから英語に興味はすごくあったけれど学校の英語の授業にはあまり意味が感じられず、できなくても気にしなかったので成績は悪かったです。
でもこのザックリな漠然とした「英語環境に飛び込めばできそうじゃん」っていう感覚だけでは、どうもうまいこといかない…ってことが今頃になってわかってきたんですよね。
まずは1シーンをイメージ
シニア留学に行ってみて、英語を話せるようになるってそう簡単なものではないということを、私は痛いほど知りました。
これからシニア留学に行こうとしている人で、漠然と「英語を話せるようになる/なりたい」と考えているとしたら、まあだいたい私と同じような感じになっちゃうと思います。
考えてもみてください。
仮に仕事で英語でプレゼンテーションしなくちゃいけないとなったら、めちゃくちゃ集中して必要な英語を覚えますよね。
それと同じ。
まずは「どんなシーンで自分が英語を使いたいのか?」を設定する必要があるんですよ。
どんな場面でもいいので、何か特定の1シーンを自分で思い描いて、そのシーンで自分が英語で話していることをできるだけリアルに想像してみてください。
仕事で? 学校で? 駅で? バスの中で? 道端で? 美術館で? 焼き鳥屋で? パーティーで? スーパーで? コンビニで?
どこでもOK!
最初にふっと浮かんだ場面が正解なので、あんまり考えこまずにサラッと決めるのがポイントです。
どういう場面で英語を使ってる?
1シーンが決まったら、それがどういう場面かをよ~くみてみてください。
説明してる? 文句言ってる? 案内してる? 質問してる? 飲んでる? 仲良く話してる? 相談してる? 謝ってる?
などなど、どういう場面で自分が英語を使っているのかを、これまたリアルに想像してみてください。
どんな風に英語を話してる?
そして最後にあなた自身が「どんな風に英語を話しているか?」をイメージしてみましょう。
このとき間違っても映画のワンシーンのような、流暢で完璧なやり取りを想像しないでくださいね。
ここでいう「どんな風に」は、「どんな気持ちで」という意味です。
リラックスして、 楽しく、 落ち着いた感じで、 自信を持って、 などなど、自分がどんな気持ちで相手と英語で話しているか?それを想像してみてください。
どんなシーンで、何について、どんな気持ちで話しているか?
それをリアルにイメージすることが、まずはすごく大事!
ゴールが決まればルートは選べる
どんなシーンで、何について、どんな気持ちで話しているか?
これはつまり「ゴール」です。
「このシーンで英語で話している」というゴールに向けて勉強していくとしたら、どういうルートで行くかが見えてきます。
カーナビに目的地を入れることをイメージしてください。
目的地がはっきりしていれば、そこに行くルートはいろいろあります。自分に合ったものを選べばいいということになります。
目的地がよくわからないままだと迷走するということ。ありがちですよね。
ただ「シニア留学に行って英語を勉強する」だと、迷走パターンになるというのがわかりますよね。私の失敗がこれでした…。
では、私が今回どういうルートを選んでいるかをお伝えしますね。
オンライン英会話失敗ここだけの話
英語で話ができるようになりたいのに、机の上で教科書を使った勉強だけしていたのでは話す力は一向に身につかないということは、すぐにイメージできますよね。
野球やピアノと同じ
「英語はスポーツと同じ」というのを聞いたことはありませんか?
バッティングがうまくなりたいなら、バッティングを練習する。
クロールがうまくなりたいなら、クロールを練習する。
ピアノがうまくなりたいなら、ピアノを練習する。
だったら…
いっぱいバットを振っていっぱい失敗するように、いっぱい話して、いっぱい失敗して。またやって、また失敗して…。
私たちは英語で話す練習をしてきていないから話せないのであって、話す練習をすれば話せるようになるっていう、ごくごくシンプルなことだと思うんです。
話せているような錯覚
英語を話す練習をすればいい!ということになると、まず思いつくのがオンライン英会話。
ネイティブの先生と手軽にオンラインで話す練習ができるので、すごく人気ですよね。
私の友だちの中には、”オンライン英会話で毎日1レッスン(25分)を続けることが最強の英語勉強法”だと言い切っている人がいました。
でもね~、私はこの意見には反対です。
オンライン英会話をいくらやっても、たいして話せるようにはならないというのが私の意見です。
確かにオンライン英会話は、一見会話が成り立っているように見える。
でもあれは明らかに「見せかけ」です。
オンライン英会話の先生はプロですから、どんな英語も理解しようとしてくれますし、ゆっくりわかりやすく何度でも説明してくれます。助けてもくれます。
だからあたかも会話が成立しているように見える「だけ」です。実際には自分の口からまともなフレーズはほぼ言えていません。少なくとも私はそういう状態でした。
オンライン英会話は、英語を話すことにかなりの苦手意識がある場合は、それを軽くしてくれる効果はあると思います。
でも、話せているような気分を味わうことはできても、言いたいことを自分から言葉にして出していく練習にはなっていないと感じます。
もっと地味で簡単なことから
オンライン英会話で話せているように感じると、ちょっとカッコよくて自己肯定感が上がるのは確かですが、実際に留学した時に必要なのは、言いたいことを自分から言葉にできることです。
それには難しい単語や構文は、実は必要ではなくて、いたって簡単でシンプルな文章で充分なんだということを知っていましたか?
それこそ中学生レベルの単語と短い文章で全く問題ありません。むしろそのくらいシンプルな方がわかりやすく伝わります。
私は前回のシニア留学のとき、このことは知りませんでした。オンライン英会話のようにすらすらしゃべれることが必要なんだと思っていました。
でも実は違いました。ううっ、痛い失敗…。
シンプルで短い文章がどれだけ頭の中にストックされているかが、言いたいことを自分から言えるかどうかのポイントなんだとわかりました。
そこにオンライン英会話の華々しさやカッコよさはなくていいんです。
このからくりに気づいたのは、前回のシニア留学から帰国したあとでした。リアルな失敗経験談…。
なので今、2度目のシニア留学を前にして、もう1度簡単な単語と構文を自分の脳に覚えてもらおうと、教材を買って勉強することにしましたよ~。
それがこの教材「七田式英語教材7+English」です。
この教材は何と言っても「例文が簡単」というところがうれしい!
でもこういう簡単なフレーズほど大事なんですよ。
そしてこの簡単なフレーズを暗記して、算数の九九のように口からポンと出てくるようにするための教材です。
私は今オンライン版を使っています。
フラッシュカードが使えるのはオンライン版だけだから、断然こっちがおすすめ!
「七田式英語教材7+English」オンライン版については、こちらの記事で詳しくまとめていますので見てみてくださいね。
おわりに
いかがでしたか?ここまでお読みいただきありがとうございました。
英語の勉強をするときには、これをリアルにイメージすることが大切!
- どんなシーンで
- 何について
- どんな気持ちで話しているか?
これがイメージできると、カーナビで目的地を入力したことになるよ。
一念発起のシニア留学、準備もこだわってやっていきましょう~。