日頃から思うのですが、シニア留学、シニア留学ってちょっと特別扱いみたいにいうけど、おとなの海外留学ってそんなに特別なものなのかな?と私は思います。
日本では、留学というとまだまだ学生の留学が主流だからでしょうけど、最近では50代・60代で海外留学する人は確実に増えています。
それに前回私がシニア留学したカナダでは、いろんな国から年齢に関係なく留学にくるのはごく当たり前。そもそもシニア留学という言葉さえないかもしれません。
この記事では、シニア世代のおとなの海外留学について、私が考えていることをまとめました。
シニア留学って何歳から?
シニアって何歳?
まずシニアって、どの辺の年代の人を差しているのかが、実はよくわからないですよね。
そもそも「シニア」とは、「上級の、年長者、上官」という意味で、WHO(世界保健機関)では、シニアを65歳以上としています。
日本の厚生労働省は「高齢者」を65歳以上としていますが、「シニア」について明確な定義はないようです。
なんと、シニアが何歳からなのかは日本でははっきり決まっているわけではないようです。
これは意外ですね~。
でも、なんとなく65歳以上ということになっているっぽい感じがしますね。
日本独特の年齢感
日本の転職業界での事情を見てみると、東京しごとセンターでは、30歳から54歳までを「ミドル」、55歳以上を「シニア」としています。
こちらは55歳からシニア。基準は1つじゃないようです。そしてけっこう幅があります。
でも総じて日本って年齢で人を見る傾向が強いと思いませんか?私はすごくそれを感じます。
確かに時間は全ての人に平等に与えられているから、年齢は客観的な指標だとは思うけれど、その人がどんな人かっていうのは千差万別。年齢だけでカテゴライズできるものでは決してありません。
それに、日本にいるとやたらに年齢を気にしなくちゃならない場面が多くて、正直疲れます。年功序列っていう厄介なやつのせいですね。
何歳かってそんなに大事?その人の中身とどれだけ関係あるの?私はいつもそう思います。
年齢で人を見てほしくないし、自分も年齢で人を判断したくありません。
日本語の「敬語」も時として邪魔だなと感じることがあります。英語のように「あなた」は「YOU」でいいのにと思います。年齢を絡めて関係性をややこしくするのはやめて!と叫びたい。
そんな日本でシニア留学に行くなんてことになると、まぁあんまりうれしくない反応が返ってくることもままあります。「今さら何やってんの?」って感じのやつです。
人それぞれの価値観
50代・60代って確かに若くはないけど、でもまだ高齢者ってわけでもありません。
しかも人によって幅があって、年齢だけを基準にひとくくりにはできません。
シニア留学に行きたいという気持ちも、その目的も、みんなそれぞれ思うところがあっての一念発起のはずです。
だから、このタイミングで行ってみたいと思うなら絶対に行ってほしいし、変な理屈こねて行きたくないふりをする必要はないと思うんですよね。「この年で」とか「今さら」とかね。何歳かなんて考えなくていいんです。
行ってみたいなら行っていいし、行くべきです。
「この年で」みたいな余計な枕詞をつける必要もありません。
人からどう思われようと、価値観は人それぞれなんだから、自分の感覚を信じた方がゼッタイ幸せに過ごせます。
それに海外では、何歳だろうがそんなことは誰も何も気にしていません。むしろ気にする必要あるの?っていう考え方です。
私は海外のこのマインドが大好きです!
50代カナダ留学で感じたおとなの留学はお膳立てされすぎ?
もっと自由に決めさせて
シニア留学のことをネットでいろいろ調べていると、驚くほどたくさんの情報が溢れていますよね。
でもそのほとんどが高校生・大学生向けの学生留学の情報だと思います。
で、たまにシニア向けの留学プランなんかもあるんだけれど、なぜかゆったりのんびり無理なく安全に楽しみましょう的な設定になっていることもあって、私の求めているものはないなーとがっかりするんですよね。
シニア世代というだけで、既存の枠を勝手に当てはめられている気がして、私にはピンときません。何歳かじゃなくて、人それぞれみんな違うのにな~って思います。
「シニア留学だから、語学学校は少な目にして観光メニューを多く入れてあります」とかいう類のパッケージメニューを見ると、ホントに余計なお世話だなと思います。
シニア留学はオーダーメイド型
シニア留学に行きたいと思っている人は、何かしらそこに行き着くまでのストーリーがあるはずです。
学生の頃に行けなかったとか、仕事や育児でいっぱいいっぱいだったとか。
それでも諦めきれずに行ってみたい!行ってみよう!ってなっているってことですもんね。
だからシニア留学でやってみたいこと、行ってみたい所もみんなそれぞれ違って当たり前。
学生留学の目的はほぼ”就活”や”キャリアアップ”ですけど、シニア留学の場合そういう共通の目的みたいなものはあんまりないというのが特徴なんじゃないか?と思っています。
何歳からでもガッツリ英語を勉強したいとか、海外での長期滞在をしてみたい、新しいビジネスを考えたいとかとか。
つまりオーダーメイド型。
「シニア留学はそもそもオーダーメイド型なんだ」と、初めから思っていた方がいろんな準備がしやすくなると感じます。
相談できるエージェントで無料カウンセリング
学生留学ではワーキングホリデーを使って働く経験ができますが、これは30歳までの特典。
シニア留学で働く経験を通して英語を学びたければ、カレッジで就労できるそれなりのコースを取る必要があります。
もし「カレッジに行くほどでもないけど、働く中で英語を学びたい」という気持ちがあるなら、私はボランティア活動をおすすめします。
ボランティア活動がしたいので、どういう手段があるかを知りたいという方は、留学エージェントの個別カウンセリングを受けてみることをおすすめします。
語学学校の中にはボランティアプログラムを開設しているところもあります。探せば他にも道があるかもしれません。
情報をたくさん持っている留学カウンセラーに、まずは相談してみるところから始めてみるといいですよ!
カナダジャーナルは、カナダのバンクーバーに現地オフィスのある留学エージェントなので、カナダに行く人におすすめ。
現地カナダで40年以上も留学エージェントをしている老舗です。
スタッフは全員カナダ在住の日本人なので、細かいことまで相談できるのが魅力。
無料相談で細かい相談もできるので、ぜひ活用してみてくださいね!
何歳であろうが、海外留学は貴重なチャンスです!
おわりに
いかがでしたか?ここまでお読みいただきありがとうございました。
シニア留学は学生留学に比べたらマイナーですが、行きたいと考える人は増えています。何歳だろうが留学に行きたい気持ちは同じです。
シニア留学に至る道のりや、シニア留学で得たいことが人それぞれ違うので、その分オーダーメイド型になるものだと思っておきましょう。
シニア留学は特別じゃない!けど、オーダーメイド型で考えよう!
シニア留学だからこそ、こだわって準備していきましょう。