シニア留学に行くときに一番気になるのって、英語がどれくらいできていればいいんだろう?っていう心配ではないですか?
私は前回のシニア留学で、カナダの語学学校に11か月通っていました。
日本を出発する前は、いきなり何も聞き取れないわけのわからないクラスに放り込まれるんじゃないかと、不安な気持ちになっていたことを思い出します。
この記事では、シニア留学に行くときの英語レベルについて、私が現地で見てきたことをまじえてまとめます。
留学に行ける英語レベルってどのくらい?
留学に行く目的のひとつとして、英語の勉強を挙げる人が多いと思います。
シニア留学の場合、英語の語学学校に通って勉強するというのが一般的でしょう。
また、カレッジや大学に行く前段階として、語学学校で数か月の間だけ英語を勉強するというパターンもあります。
日常会話なら中学生レベル
留学に行ける英語のレベルは、目的によって変わってきます。
よく留学エージェントなどで言われるのは
みたいなことですよね。
確かにそれも一理ありますが、そう言われたことで自分の英語レベルが気になって
みたいなことになるようなら、それは逆効果ですよね。
語学学校に通って英語を勉強すること自体が目的のシニア留学であれば、留学前の英語レベルはそこまで気にする必要はないと思います。
私が実際に見たカナダの語学学校でのいろんな人の英語レベルですけど、日本からの留学生も他の国からの留学生も、ホントに英語レベルはその人それぞれでした。
発音やアクセントも、やっぱりその国の訛りが出ますしね。
でもそれを気にするより、段々直していけばいいことだと考えた方が、留学に行く意味があると思いませんか?
別に英語レベルが多少低くても、それを勉強しに来ているわけだから、恥ずかしく感じたり落ち込んだりする必要は全くないです。
その上で、もし留学するまでに何か英語レベルの基準が必要だと思うなら、中学生レベルの英語を復習しようと思う程度で充分です。
実際には中学生レベルの英語でさえ、使いこなすとなると難しいので、それ以上のことをやろうと思わなくてOKです!
カレッジ・大学に行く
シニア留学で、カレッジや大学を目指している人は、語学学校でもそれなりのコースを取ることにしていると思います。
私が通っていた語学学校でも、そこで数か月勉強して英語レベルを上げてから、本命のカレッジや大学に移るという人が何人もいました。
その場合、多くのカレッジや大学で基準になるのがIELTSでした。
IELTSのスコアが●点以上でないといけないという基準があるので、それをクリアするために勉強するイメージでしたね。
この場合、当然ですが留学前から英語力を上げる勉強をしておく方がいいでしょうね。
ただ、これはどういうカレッジ・大学に行くかによって違ってくると思います。
ひとくくりにカレッジ・大学といっても、その期間やレベルはピンキリです。
私がカナダで出会ったカレッジを目指していた日本人のシニア世代の人は、数か月カレッジで勉強することを選んでいましたが、勉強の仕方はあくまで自分のペースを守っていました。
大事なのは、
「カレッジや大学に行った後どうしたいのか?」によって、選ぶカレッジ・大学が違ってくる。
ということ。
留学に行く前から、行った後のイメージがあると、留学前の英語レベルなどいろんなことが決めやすくなると思います。
将来的に移住も視野に
数は少ないかもしれませんが、移住を視野に入れている人もいるかもしれません。
その場合もやはり英語のレベルは重要で、IELTSの全てのスコアで6.0以上が必要と言われています。
この場合も、英語の勉強と長期的な計画が必要になります。
将来的な移住を視野に入れた留学なのであれば、留学の当面の目標はIELTSのスコアアップと職歴の更新になると思います。
読めるけど聞けない話せない日本人あるある
留学前の英語の勉強では、何を重視すればいいんでしょう?
前回のカナダ留学で通っていた語学学校での学生の様子を見ていて思ったのは、日本人には必要な勉強の仕方があるんじゃないかな~ということでした。
文法に強い
日本人や韓国人の学生は、総じて文法に強いです。
反対に南米の学生は、文法は弱めで会話に強めです。
どうやらアジア系は、机に座って教科書で勉強するスタイルで英語を学んできているようで、その結果文法や読む・書くといった分野に強くなるのだろうと推察します。
語学学校でも文法はいたるところで勉強することになります。
私は昔から文法の勉強が嫌いなので、そんな私が言うのもナンですけれど、語学学校での文法の授業は日本での文法の教え方とまたちょっと違うんですよね。
英語の文法を英語で習うというのは留学だからできることなので、基本的なことが叩き込まれている日本人には、強みをさらに強化できる分野かなと思います。
会話に弱い
日本人の傾向として「聞けないし、話せない」とよく言われますが、実際に語学学校でもこれはホントにそうでしたね。
相手が英語で言っていることが理解はできても、自分の言いたいことを言葉にして出すことが極端に苦手なのが日本人だと感じました。もちろん自分も含めて。
語学学校の先生は、そのへんの国民性みたいなものをよく理解してくれていて、放っておいてもよくしゃべる南米の学生たちをコントロールしながら、あんまり発言しない日本人に話題を振ったりしてくれていました。
でも正直なところ、南米の学生と同じグループになると、自分のしゃべれなさに愕然として悲しくなっていました。
まあ落ち込んでいても仕方のない話ではあるのですが、そのくらい如実に会話力の違いを見せつけられるので、必要以上に飲み込まれないことが大事だと思います。
自分の考えがない
日本人が会話に弱いのは、そもそも自分の考えをはっきり持たないからなのではないかと、留学に行ってすごく感じました。
たとえ単語の羅列になるとしても、どう考えているか?が伝わることが大事。
日本のように自分の考えをはっきり主張しない文化だと、そもそも”言いたいことなんてない”という状態が普通になってしまっているし、当たり前過ぎてそれに気づくことすらないですよね。
だから英語で何かについて話す場面になっても、会話になりにくいし、会話がしにくい。
だって自分の考えがないんだもん。
語学学校の授業でのワークは、「合ってる」「間違ってる」なんて、正直どっちでもよくて、
って聞かれたときに、自分の考えがあることが前提だし大事なんですよね。
だから会話に弱い日本人は、まずは自分の意見や考えを持つことが、会話の上達に直結するんじゃないかと、留学に行ってから思うようになりました。
日本語で考えてすらいないのに、英語で発言しようとすること自体に無理があります。
「英語が話せない」という問題なのではなく、「自分の考えがない」という問題だったということに、実際に留学して初めて気づきました。
自分の意見があってそれを発言するのならば、発音やアクセントがジャパニーズイングリッシュであったとしても、そこを気にしすぎる必要なんて、全くないです。
留学中は自分の意見や考えを伝えようとすることが、どんな場面でも大事です。
アウトプットが足りなすぎる
日本人が「聞けない、話せない」状態になっているのって、学校での教科書中心の英語学習や、自分の考えを主張しないことを良しとする国民性が、英語でのアウトプットを極端に少なくしてしまっているからではではないか?と私は思っています。
そういう環境の中にいたから、脳みそが開拓されていないだけなんじゃないか?と。
だから、私たち日本人は決して英語ができないわけではないと思うんですよね。
単にアウトプットの量が足りてないだけ。シンプルにそれだけ。
だったらまずアウトプットを増やすことを考えるのが一番手っ取り早い方法です。
私はいまアウトプット重視のある英語教材を使って、英語のレベルアップを加速中です。
それが「七田式英語教材7+English」って教材。
オンライン英会話より断然アウトプット量が多いから、自然と記憶にも残るのがこの教材のスゴイところ。
これまでいろんな英語学習本を試したけどピンとこない残念な経験しかなかった私ですが、今回は着実に言葉が口から出るようになってきています。
これはホント、留学前に英語レベルを気にしている人に絶対やってみてほしい。
60日間やってみて英語が話せなかった場合「全額返金」してくれるから、少しでも気になるならとりあえずやってみるのがおすすめです。
シンプルな英文を毎日10個、たくさんアウトプットして脳に憶えてもらうっていう教材だから、口から言葉を出す時間が圧倒的に多いのが一番の特徴!
オンライン英会話でしゃべった気になっているより、もっとシンプルな中学生レベルの例文をしっかり暗記している方が、現地では絶対に役に立ちます。
60日間のプログラムだから、留学前2か月あればコンプリートできるのも魅力。
私はいまこの教材のオンライン版を使ってます。
フラッシュカードが使えるのはオンライン版だけだから、断然そっちがおすすめだよ。
この教材について、詳しくはこちらの記事にまとめています。
おわりに
いかがでしたか?ここまでお読みいただきありがとうございました。
留学に行く英語レベルについて、カナダの語学学校で実際に見たこと感じたことをまじえてまとめました。
- シニア留学なら、英語レベルは気にしなくてOK
- カレッジ・大学に行った後どうするか?を先に考える
- 移民を視野に入れるなら、英語レベルアップと職歴更新
そして、自分の考えをハッキリ持つことが英語の上達にも直結する…かも…と、ちょっと思ってみてください。何か気づくことがあるかもしれないですよ!