私は2022年から2023年にかけて、1年2か月のカナダ留学を体験しました。
その間、最初の3か月をホームステイで過ごし、そこから7か月をルームシェアで過ごし、最後の1か月をAirbnb(エアビーアンドビー)とホテルで過ごしました。
この記事では、ホームステイの様子と、どうやってルームシェア先を見つけたのか、体験談をまとめます。
留学でのホームステイは残念ながら失敗
留学エージェントにお願いした
私が1年2か月のカナダ留学をすると決めたとき、留学エージェントと最初に決めたのは「どこの語学学校に行くか?」だったのね。
語学学校選びのためのやり取りを何度もして、語学学校を決めて、そのあと
と、滞在先について打診されたんだよね。
私もなんとなくホームステイのイメージがあったので、ホームステイをお願いしたんだけどね。
問題はその期間ね。
って聞いたら
ってことだったので、あまり深くは考えず
ってことにしました。
この時は、ホームステイが終わったあとに住む場所をどうやって探すのか?については、何にも知らなかったし、そこまで考えられるほど余裕はなかったよね。
語学学校から遠い
実際にカナダに行き、語学学校に通い始めると、ホームステイ先が学校から遠いってことがよくわかった。
しかも私の場合、最寄りの地下鉄の駅からバスで25分というロケーション。
語学学校で友だちになった子たちも、だいたい片道1時間かそれ以上かけて通学してきてたよね。
私が通ってた語学学校が街の中心部にある学校だったから、どうしてもホームステイ先はそこから1時間はかかっちゃうって感じだったんだよね。
そして、海外の公共交通って日本みたいに時間どおり動くなんてことはまずないのよ。
そもそも地下鉄にもバスにも、時刻表ってものが存在しないんだよね。「3分~10分間隔で運行しています」みたいな感じなの。
だからある程度時間的に余裕を持って行動しないと、語学学校に遅刻しちゃったりする。
そういう事情って、行ってみるまでわからないじゃない。
だから、ホームステイ先は総じて学校から遠いってことはわかっておいた方がいいと思うんだよね。
ホームステイの住環境が最大の失敗
私が3か月お世話になったホームステイ先は、フィリピン人の家庭だったのね。
ご夫婦と娘さんが2人。あと犬が1匹。
娘さんはもう成人していて、2人とも働いているぐらいの年齢で、上の娘さんはたまにしか家にいないから、どこか別のところに住んでいるのかもなって感じだった。
そして、下の娘さんは彼氏がいつも同じ部屋にいて、ほぼ一緒に暮らしているかのよう。
ご夫婦は2人とも働いていて、自宅の空いている部屋に留学生を受け入れるようになってもう6年ぐらいになるって言ってた。
みんないい人で、特にホストマザーは静かで優しい人。
でも食事の時間はみんなバラバラで、一緒に食べるってことが一切ないの。
何なら調理も各自別々で、好きな時に好きなものを作って食べるって感じだった。
だから私はいつも一人で、用意してもらったものを食べてたよ。
私が1番気になったのは、食事よりなにより、家の中が汚いってこと。
とにかく物が多いし、ホコリかぶったままいろんなものが放置されてる…。
犬が床にウ〇チしてることもあって、あやうく踏みそうになったりさ…。あり得ないよ。
洗面所も、家族みんなが使う化粧品類が全部出しっぱなしになっててずっと置きっぱなし。
歯ブラシもあちこちにぶん投げられてて、使ってるのか捨ててあるのか見分けがつかない…。
って感じ。
洗面所は雑巾の臭いがするしさ…。
トイレに至っては、トイレットペーパーを流さないでごみ箱に捨てるスタイルでさ。
そのごみ箱がいつもあふれんばかりにいっぱいになってて、
って状況だったのよ。
とびきりきれでなくちゃいけないとは言わないけど、私の基準ではこの環境は我慢できないレベルだった、我慢したけど。
もう私は、ホームステイ期間を3か月にしたことを心底後悔したよね。
手痛い失敗だった。失敗としか言いようがない。失敗だった。マジで失敗だった。絶対失敗だった。
とにかく3か月我慢して、早くここから出ようって思ってた。
ホームステイは2か月がベスト
私は自分のこの失敗体験から、ホームステイは2か月がベストだと思ってる。
2か月の間に、いろんなことに慣れて、自分で快適な滞在先を見つけてそこで暮らすのがベストだと思う。
もちろん、いいホストファミリーに当たる場合もあるよ。
語学学校の友だちは、複数の留学生を受け入れているホストファミリーのところに滞在しててさ。
ホストマザーが地元のイベントに連れ出してくれたり、以前そこに滞在していたOBやOGを呼んでBBQパーティーをしてくれたりして。
こんな風に、交流の機会を作ってみんなをつないでくれるホストファミリーもいる。
前の晩遅く帰ってきて晩御飯のラザニアを食べれなかった時に、次の日のお弁当にってホストマザーがわざわざタッパーに詰めて、メモつけて取っておいてくれたりとかね。
だから、当たりはずれがあって、はずれるとキツイってことよね。
そして、ステイ先は語学学校が斡旋してくれるので自分では選べないから、はずれることもあるって思っておくことだよね。
はずれても、「失敗も経験だ」ぐらいのつもりで行くのがいいと思うよ。
自分の側でできることとしては、信頼できる留学エージェントに細かく相談することかなって思う。
ホストファミリーは、学校と契約してるパターンがほとんどなのね。
学校によっては、ホストファミリーを厳選していたりするところもあるみたいなんだよね。
だから、その辺の細かいところをよく知ってる、現地にオフィスのある留学エージェントを選ぶといいと思う。
そういう意味でカナダジャーナルは、カナダのバンクーバーにオフィスのある、実績40年以上の老舗留学エージェントだからカナダに行く人にはおすすめ。
スタッフは全員カナダ在住の日本人だから、細かいことも無料で相談できて安心だよ。
ホームステイについて相談したい人は、まずは無料相談に申込んでいろいろ話を聞いてみるといいと思う。
やっぱりホームステイってちょっと心配になっちゃうもんね。
そういう人多いから、安心していろいろ聞いてみるといいと思うよ。
快適ルームシェアを探した体験談
クラスの友だちからの情報
で、私はさ、ホームステイ3か月の間に、次に住むところを自力で見つけなくちゃいけないわけだよね。
それについての情報って自分では持っていなかったのね。
って思って、語学学校のクラスの友だちに聞いてみたんだよね。
そしたら、
って話だったのよ。
SNSの掲示板的なものや、フリーペーパーに載ってる広告とか、あとは知り合いが出た後に自分が入るよう交渉するとか、みんなそんな感じで探してるってことがわかったんだよね。
語学学校の同じクラスの日本人の友だちが、すでに1度引っ越しを経験しているということだったので、その人から探し方や応募の仕方をレクチャーしてもらったよ。
SNSでお部屋探し
ホームステイが残り1か月半ぐらいになったぐらいから、私は物件を探し始めたよ。
SNSで空き部屋やルームシェアの情報が出ているものって、私は知らなかったけどけっこういろんなものがあるんだよね。
日本語で出されているものもあるし、英語でしか書かれていないものもあるよ。
私が登録したのは2つだけ。
- FacebookのMarketplace
- kijiji
いろいろ見過ぎても混乱すると思ったから、情報源を絞ったよ。
どっちも英語でしか書かれていなかったから、ちょっとドキドキした。
この2つのSNSをこまめに毎日チェックして、条件に合う物件を見つけたらすかざず内見をリクエストするメメッセージを送るの。
例えば、こんな感じのものね。
Hello,
I am interested in this property and would like to have a viewing of it.
I am an international student from Japan. I am tidy, and can keep the room clean. I am looking forward to hearing from you.
友だちがこんなテンプレートをくれて、これを使い回してた。
すぐに返事をくれる場合もあるし、音沙汰ナシの場合もある。
日本みたいに必ず返事が来るとは思わない方が、精神衛生上いいと思う。
私のお部屋探しの条件は2つだけ。
- 地下鉄の駅から徒歩10分以内
- 予算はひと月750~900CA$
最初の3か月間のホームステイ先が地下鉄の駅からバスで25分のへき地だったから、ゼッタイ駅ちか物件に住みたかったんだよね。
それにトロントは冬は雪がすごいから、バスで通学するのだけはゼッタイに避けたかった。
大雪でバスなんて言ったら、いつ来るのか全くわからないバスを極寒の中、永遠に待つことになるだろうから、バスは選択肢になかったね。
内見は一人で行っちゃダメ
こうして毎日SNSをチャックしつつ、内見のリクエストを送り続けていました。
そのうち「内見に来てもいいよ」っていうお返事が時々来るようになってきたの。
お返事が来ると、日程を調整して、語学学校が終わった後に実際にお部屋を見せてもらいに行く、という流れで、いくつか内見に行ってみたよ。
ネットの情報では、「内見に行くときには、絶対に一人ではいかないように!」って注意喚起されているんだよね。
カナダは安全な国だけど、まぁ何があるかわからないから、知らない人の家に一人ではいくなってことなんだよね。
だから、部屋を探している友だち同士で協力し合って、お互いに内見に同行しあうようにしていたよ。
だから自分が探している以外の物件も見に行くことがあって、それがけっこうおもしろかった。
内見でビックリ体験談
私が1番驚いたのはさ、自分の内見でお部屋を見せてもらいに行った時のことなんだけどね。
この時はたまたま友だちが誰も都合がつかなかったので、仕方なく私ひとりで訪ねて行ったんだよね。
ホントは一人で行くの良くないんだけど、内見にだんだん慣れて来てたのと、SNSでのやり取りから、女性のオーナーさんだっていうのはわかってたんだよね。
それに、他にも何人かいろんな国からの留学生が住んでるっていう状況もわかってたから、まあそんなに危なくはないだろうという見立てのもと、出かけて行ったのね。
当日現地に行ってみると、地下鉄の駅からは徒歩で8分ぐらいで条件ピッタリ。
SNSのメッセージ機能でやり取りしながら、おうちを探し当てました。
そしてピンポンするとドアが開いて、たった今やり取りしているオーナーが出てきました…。
オーナーはなんと、てっぺんがちょっとハゲたアジア系のおっさんだったんだよね。
あ~、SNSで顔写真が女性だからといって、それがホントにそのとおりだとは限らないってことね~。
なんとなく、女性のオーナーさんだと思って安心しちゃってたけど、危ない危ない。
女性のオーナーさんだから安心っていうのも、ちょっと違うしね。
実際にはこのオーナーさんは変な人じゃなくて、ちゃんとした人だったからよかったんだけどね。
それにおうちには何人か別の留学生もいたから、ゼンゼン危なくはなかったんだけど、でもちょっと気味悪いじゃない。
なんでSNSの顔写真、偽るの?ってさ。
もしちょっと変な人だったらって思うと、やっぱり一人で行くのって止めといた方がいいよねってこの時しみじみ思ったよ。
で、このお部屋は、結局借りないことにしたの。
理由はオーナーの性別詐称じゃなくて、駅周辺がマ●ファナくさかったから。
カナダはマ●ファナは合法だから、吸うこと自体は違反じゃないんだよね。
でも毎日使う駅の周りがマ●ファナくさいのって、すごくイヤでさ。
それでこの物件は選ばなかったんだよね。
やっぱり、その場に行ってみないと周りの環境とかわからないことって多いよね。
だからお部屋を借りるんなら、やっぱり内見はゼッタイにした方がいい。
そして、友だちに一緒に行ってもらうのが安心だし1番いいよ。
いろいろ起きるルームシェア
そんなこんなで、4件ぐらい内見したかな。
それで最終的に決めたのが、地下鉄の駅から徒歩5分のルームシェア。
ルームメイトは、3ベッドルームの賃貸物件をひとりで借りてる女性で、そのうちの1部屋を私に月850CA$で貸してくれることになったの。
ルームシェアっていうと、だいたいこんな風な「一部を間借り」って感じで、ルームメイトと一緒に住むってことになるよね。
日本のアパートみたいに、一部屋を借りて自分だけで住むってパターンも、もちろんあるよ。
で、カナダって、こういう不動産の賃貸契約に不動産屋は介在しないんだよね。
貸したい人と借りたい人が契約書を交わして、それで成立なの。
なんかトラブル起きないのかなって、ちょっと心配になるけど、カナダではそういうことらしいんだよ。
で、このお部屋がめちゃくちゃ快適で、私はホームステイ先から喜び勇んで引っ越ししたわけよ。
何がいいって、バスルームが2つあるから、私ひとりで1つバスルームを使っていいってことでさ。
自分一人でシャワーとトイレを使えて、自分で掃除すれば常に快適じゃん?
これまでホームステイ先で劣悪なバスルーム事情だったから、これはもう天と地ほどの差だよ。ホントにありがたかった。
こうして私の快適ルームシェアは続いていったんだけど、それもいきなり終わりを迎えたんだよね。
なんとルームメイトの大家さんが突然家にやってきて、ルームメイトに対して
って言って帰っていったんだよ。
彼女が追い出されたら、彼女から部屋を借りてる私も追い出されるってことだからね。
私の帰国まであと1か月ってタイミングで、私はルームシェアを解消し、Airbnbとホテルで暮らすことになったのでした…。
バビコと直接話しませんか?
…とまあこんな感じで、ホームステイからのルームシェアからのホテル暮らしと、転々としてきた1年2か月だったわけだけどさ。
住むところに関しては、他にもいろんな出来事があったなぁ。
友だちの内見に付き合って見に行った時のこととか、別の友だちがルームシェア詐欺にあって日本円にすると40万円ぐらいだまし取られたりとかさ。
そんなリアルなカナダ事情、もっと聞きたいって人いる?
実は、私の1年2か月に及ぶカナダでの体験を、”知りたい””聞きたい”っていう人に向けてシェアすることを始めたんだ。
ZOOMで直接バビコと話しませんか?って企画なの。
最近はこのブログの読者さんから質問のメッセージをいただくことも増えててね。
留学したいけど計画が進まないとか、ネットに出てないこと知りたいとか、そういうの、直接話せばサクッと前に進めるんじゃないかなと思ってさ。
単純にバビコと話してみたいってことでも全然OKだしね。
おもしろそうって思ったら、下のバナーからご案内ページに飛んで、内容を見てみてね。
おわりに
いかがでしたか?ここまでお読みいただきありがとうございました。
留学にホームステイはつきもので、その事情はケースバイケース。
いいところにあたればラッキーだけど、そうじゃないとキツイ。
でも自分では選べないから悩ましいよね。
留学エージェントには、そんなホームステイ事情もバンバン聞いて大丈夫だから、考え過ぎてモヤモヤしてるなら、思い切って相談しちゃうといいと思う。
向こうはプロフェッショナルだから、どんなことを聞いたってびくともしないから!