失敗だらけ

シニア留学の失敗体験談!カナダでの骨折と通院費用と現地留学保険のリアル

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私の1年2か月のシニア留学生活で、最大の失敗体験談と言えば…、骨折したことです。

日本でだって骨折なんてしたことなかったのに…。なんでよりによってカナダで骨折?不安だし不自由だし、お金はかかるし、本当に辛かった…。

でもこの体験から、リアルに自分事としてトロントの医療について知りました。そしてカナダの保険会社の留学保険に入ったことについても、そのメリット・デメリットについて痛いほど感じる所がありました。

この記事では、トロントでの通院経験やかかった費用、現地留学保険について、私の体験談をまとめてみました。

トロントでの通院費用、現地留学保険ってどうなの?

 

 

 

シニア留学の失敗体験談!カナダでの骨折と通院費用

私の失敗体験談、それはトロント生活を始めたその2週間後に、公園で転んで手をついた際に手首を骨折するという大惨事を経験したことです。

自分では捻挫だろうと思っていたのですが、どんどん腫れてくるし痛みも出てくるし、氷で冷やしても一向に良くならないしで

バビコ
バビコ
これはもう、病院に行くしかない…泣

という状態になってしまいました。

この時初めてトロントの医療を受けるにはどうしたらいいのかを必死に調べまくりました。

現地留学保険の約款も必死で英語を訳して読んだけれど難しくて理解できず、とにかく保険証書をもって行って何とかするしかないと思いました。

 

総合病院の待ち時間は4時間半

病院に行くには1日がかり

カナダでは病院に行く前にまず「Walk-in Clinic」という”かかりつけ医”に診てもらうのが順序です。そこで大きな病院を紹介されて初めて「病院」に行くことができるという仕組みになっています。

私もまず”かかりつけ医”に行き、そこからの紹介状を手に、一番近い大きな総合病院を救急として受診しました。

この時の待ち時間が、Walk-in Clinicで1時間半。総合病院の救急外来でなんと4時間半

日本語が全く通じない大きな病院で、待合室にあふれる患者さんたちに混じってずーーーーーーーーっと呼ばれるのを待つ、この時の心細さと言ったら、もうホントに涙が出るほどでした。

ちゃんと受け付けされているのかも不安だし、いったいどれだけ待てばいいのかもわからないしで、手首の痛みどころじゃあなかった記憶があります。

でも後から聞いて驚いたのですが、ネイティブ曰く「4時間半なら早い方だよ。6時間7時間は当たり前だから」。

えっ???? マジで???? ウソでしょ???? カナダの病院って…。

そう、病院に行くにはもう「1日がかり」だと覚悟しなくてはいけないのが現状だったんです。

 

通院1回毎に10万円が毎回かかる

通院費+診察料+検査料=10万円

無事に名前を呼ばれ、診察を受け、レントゲンを撮って、手首2か所を骨折しているということがわかりました。

英語の壁に阻まれながらギブスを付けてもらうための登録に2時間かかり、なんとかギブスで固定してもらい、通院の指示を受けて治療終了。

この時の治療費が合計でCA$1360。日本円で13万円でした…。

ただこの時は、この金額を請求されませんでした。治療が終わったら「そのまま帰っていいよ」と言われ、何も払わずに帰ってきたのでした。

私は、病院が保険会社に直接請求するのだろうと思ったし(実はそうじゃなかったんですよね…)英語で質問するのも難しいなと感じました。それにギブスの登録に2時間もかけたのって、保険会社に直接請求するためでしょ?とも思っていました。

それに、もし私がその場で払わなければならないのなら、それなりに案内してくれるものだと思っていました。日本だったら絶対そうしてくれると思いませんか?でもこれが私の勝手な「思い込み」であり、強烈な失敗だったということを、後からガツンと思い知ることになりました…。

その後、別の場所にある「骨折外来」に合計3回通うことになったのですが、1回通うごとにCA$1000(日本円で10万円)を払わなければなりませんでした。

CA$1000の内訳は、通院代だけでCA$718。この他に医師にCA$150、レントゲンCA$100。これが毎回かかりました。

カナダ/トロントの病院の領収書

高い…、高すぎる…。

これはもう本当に衝撃的だった体験談です。

ちなみにですが、発熱や頭痛などいわゆる風邪やインフルエンザのような場合は、Walk-in Clinicで診察を受けることになるのですが、その場合でも1回CA$150程度の費用がかかるようです。

とにかく病院に行くと高いので、「薬局で鎮痛解熱剤を買って、家でおとなしく寝ているだけにする」という友だちもいるほどでした。

 

 

シニア留学の失敗体験談!現地留学保険のリアル

私は現地カナダにある保険会社の留学生向け海外旅行保険に入っていました。

でもこれが失敗の上塗りとなったのでした。

この保険会社は留学エージェントから紹介されたもので、日本の保険会社と比べると格段に安かったので、ここに決めました。保険料は1年間分で確か8万円程度だったと思います。

まあ行く前は、

バビコ
バビコ
病気もケガもしないでしょ

と思っていたんですよね。

だって日本にいるときは病院なんてほとんど行ってなかったから。

 

現地保険会社との連絡は英語しかも電話で

保険会社とのやり取りは電話が基本

骨折外来の費用は、請求されるたびに自分で払い、その領収書を保険会社に送って、後日保険会社から小切手が郵送されてきていました。

ところがリハビリを終えて完治してから数か月後、医療費の請求の件で病院や保険会社ともめました。

病院が未払いの医療費を私に請求してきたのですが、保険会社からの書類を見ると、保険会社が病院に直接払っているものも混じっていて、ぶっちゃけ何が何だかわけが分からない状態になっていたのでした。

こんなこと、日本の病院だったらホントにあり得ないと思います。これも衝撃的カルチャーショック体験談です。

病院と保険会社に挟まれて、私は両方と連絡を取らなければならなくなったわけですが、これがメールでは取り合ってくれなくて、毎回電話でやり取りをしなければならなかったのです。

メールならまだ何とかなるけれど、込み入った話を電話でできるほどの英語力が私にあるはずもなく…。電話のたびにコテンパンに打ちのめされて、その上用は足りず、もう完全にお手上げ、キャパオーバーでした。

 

通訳を頼めるけどその交渉は自分でやる

保険会社に自分で通訳を頼む

現地保険会社の代理店は、日本人の担当者が何度か保険会社にメールをしてくれていました。

病院と保険会社に挟まれてもめている件を相談したのですが、

保険代理店
保険代理店
通訳を頼んで、間に入ってもらってください

とアドバイスをくれて、それ以上の関わりはありませんでした。

確かに通訳を頼めるのはありがたいけれど、それを頼むのも自分だし、電話で英語で説明や交渉をしなくちゃいけないわけだし、時間もかかります。

病院からは支払いの期限を決められているのに、通訳の交渉をしている場合ではありませんでした。

結局、カナダに住む日本人の友だちに事情を全て話し、病院と保険会社の両方に電話をしてもらいました。何回かの交渉の末、何とか全て解決。

この友だちがいなかったらどうなっていたんだろうと思うと、ホントにありがたかった…。本当にこの時ばかりは、安心して嬉しかったのと自分が情けないのとで泣きましたね。

 

日本の保険会社がおすすめ!

高くても日本の保険会社が安心

この失敗経験談から思うのは、海外留学の場合、海外旅行保険は日本の保険会社で契約する方がよかった…ということです。

これはシニア留学に限らず、学生留学でも同じことが言えるのではないかと思っています。

病気やケガのときって、精神的にも負荷がかかります。まして海外でならなおさらです。こういう場面ではやっぱり日本語で話せた方が絶対に安心なのは言うまでもありません。

日本の保険会社の場合、保険料が高いことをどうとらえるか?ですけど、「安心料」と考えて自分をいい状態にしてあげるために払う金額ということであれば、保険料は「安さだけでは判断できない」ものなんだということを痛感しました。

カナダ/トロントの病院内部の様子

 

 

おわりに

いかがでしたか?ここまでお読みいただきありがとうございました。

トロントでの通院費用、現地留学保険ってどうなの?について、私の骨折通院体験談をまとめました。

  • 病院に行くのは1日がかり とにかく待ち時間が長い
  • 通院1回10万円
  • 日本の保険会社は高いけど「安心」を買うのはアリ

シニア留学での失敗体験は、辛かったけどめちゃくちゃ貴重な体験でした。

来年またカナダに行く予定ですが、その時には「病院に行く」ことをリアルにイメージして、作戦を練ろうと思っています。

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