留学生活

シニア留学で語学学校はどう選ぶ?大人の英語学習って工夫が必要

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シニア留学する方の中には、「現地で英語を勉強したい」と考えている方も多いと思います。

この記事では、カナダのトロントで1年間英語の語学学校に通った私の経験から、シニア留学だからこそ感じた語学学校についてのあれこれや、「大人の英語学習」についてまとめてみました。

シニア留学で、語学学校はどんなところを選ぶのがいい?

 

 

シニア留学で語学学校はどう選ぶ?

私はカナダのトロントにシニア留学し、1年間英語の語学学校に通いました。

社会人向けのクラスがある語学学校がいい

私が通った語学学校は、カレッジも併設している大手の学校だったので、生徒のほとんどは大学生と高校生でした。

その経験から私が強く思うのは、

シニア留学では「社会人クラス」のある学校を選ぶべき

ということです。

私も留学前は「ガレッジに行って、そのカリキュラムの中で仕事の経験をする」という可能性も捨てたくなかったので、あえてカレッジ併設の英語の語学学校を選びました。

そういう語学学校には、カナダのカレッジに行きたいと考えている高校生や大学生が多くなるというのは、当然の流れです。

ですが、実際のところあまりにも大学生ばかりの環境に、正直疲れました。

バビコ
バビコ
やっぱり環境って大事なのよね…

 

中には社会人を経験した学生も世界中から来ているのですが、あまりにも大学生が多いので、その中に埋もれてしまって気配が感じられない…という状況でした。

私の場合、事前のリサーチが甘かったため、カレッジ併設の語学学校だからなおさら大学生が多かったのだということを、後から知ることになるのですが、とにかくある年代にだけ偏った環境は、あまり心地良いものではありませんでした。

なので、シニア留学で英語の勉強をしっかりやりたいと考えているなら、社会人向けのクラスを開いている学校を探して通うべきだと思います。

語学学校の雰囲気というのは、日本の留学エージェントの説明だけでは伝わらない点も多いです。シニア留学の場合一番わかりやすい基準は、「社会人向けクラスがあるかないか」です。

この点に注目して、語学学校選びをするといいと思います。

うさ丸
うさ丸
なるほど。社会人向けのクラスね

 

語学学校からカレッジへ行くのが王道

そもそも語学学校は、「カレッジに行くため」とか、「働くため」に英語の語学力を身に着けるための場所です。

私のように半年以上とどまって語学学校に通うという人は、正直あまり多くはありません。まぁシニア留学自体が少ないということもありますが…。

語学学校の先生にも「そんなに長くいるの?」と驚かれるほど、1年間を通して英語の語学学校に通うというのは一般的ではなかったということです。

語学学校は、カレッジ入学や仕事のための準備の場所

なので、だいたいの生徒は3~4か月、長くても半年ぐらいで語学学校を終了し、本来の目標である「カレッジ入学」や「仕事に就く」というステップに進んでいきます。

カレッジや仕事に就くには、「英語が〇〇レベル以上になることが条件」のように、ある一定以上の語学力を求められているので、とにかくそのレベルにならないと本来の目標に進めません。だからできるだけ早くそのレベルの英語力になりたいわけです。

カレッジの入学手続きは先行して進んでいるため、入学予定時に規定の英語力レベルになっていないと、入学できないなんてこともあり得るわけです。

なので、語学学校のカリキュラム自体が、どんどんレベルを上げてカレッジや仕事に必要な語学力を身に着けるように組まれています。

また、テキストの関係から、同じレベルのクラスには最長で2か月間までしかいられない仕組みだったので、私のようにじっくり英語を勉強したいと思う人には、ちょっと違和感がありました。

私は早く上のクラスに上がりたいわけではなく、自分のレベルに合ったクラスで勉強したかったんですよね。

私のシニア留学の目的としては、じっくり現地で英語の勉強をしてみたかった、そのために語学学校に通ったということだったので、実際の状況と照らし合わせるとちぐはぐ感は否めませんでしたね…。

バビコ
バビコ
じっくり勉強したかったんだよね…

 

語学学校生徒の95%が大学生

語学学校では、どの国からも大学生と思われる人の割合が高いですが、特にアジアからの留学生は、大学を休学して英語を学びに来ている人たちの割合が高いと感じました。

どの国でも、大学生といえば「休学して留学」のパターンがあるように感じましたね。

シニア留学や社会人留学は少数派でした。

国を問わず、割合としては95%が大学生

語学学校としても、カレッジ入学や仕事に就くことを目標にしている95%の生徒に向けて授業を提供するのは当然です。

でも教室の雰囲気や、授業中のやり取りの内容などは、話題や興味のあることが違うと当然変わってくるものです。

私は、大学生との「違いを楽しむ」つもりで授業に参加していましたが、それでも「もう少し大人の人と話がしたいな」と感じたことは数知れず…でした。

語学学校は毎日多くの時間を過ごすことになる場所ですから、自分の英語学習のモチベーション維持にプラスに働くような環境を選ぶことが大事です。

あまりにも大学生の割合が高い語学学校は、シニア留学にはおススメしません。

うさ丸
うさ丸
そうなんだね~。リアルだね。
カナダ/トロントの語学学校の教室の様子

 

 

シニア留学での大人の英語学習って工夫が必要

私が通っていた語学学校には、日本や南米やアフリカなどから社会人も英語の勉強をしに来ていました。

日本やブラジルからの社会人学生の中には、会社から研修として来ている人もいましたし、何年か働いたのちに仕事を辞めて勉強に来ている人たちもいました。

社会人留学生は世界中からたくさん来ている

社会人留学生の年代層は幅広く、20代~70代まで、世界中から英語の勉強のために語学学校に来ていました。

母国語が英語でない場合、英語ができることは強力なアドバンテージになると考えられていて、自国での仕事で昇給・昇格したいとか、転職したいとか、そのために英語を勉強する必要があると、彼らは言っていました。

それがシニア留学であっても、仕事と結び付けて考える人がけっこういました。

また、もう一つの目的が「移民」です。

ゆくゆくは自国を出て、カナダで働いて暮らすことを計画しているという人もけっこう多くいたのには、驚きました。

「英語を学べる国はいくつもあるけれど、将来的に住みたいのはカナダなのでカナダで英語を学ぼうと思って語学学校に来た。」と言う友だちもいました。

かなり長期的な人生設計をしているパターンですよね。

日本では「留学=学生」というイメージがまだまだ強いですが、世界の他の国々では、もっとシビアというか、もっと生活に直結しているというか、「自分の人生をもっと良くするために年齢に関係なく必要なものとして英語を学ぶ」という気持ちを強く持っている人が、けっこういるんだなと感じました。

うさ丸
うさ丸
そういうとこ、日本にはない感覚よね

 

別の語学学校の「体験授業」を受けてみた

私は、トロント滞在中にいくつかの英語の語学学校で体験授業を受けてみました。

その理由は、来年またトロントで生活する計画があるので、その時に通う語学学校をトロントにいるうちに決めておこうと思ったからです。

そのためには、無料の体験授業を1コマ受けて、学校やクラスの雰囲気・先生の教え方などを実際に見てみるのが一番だと考えました。

特にシニア留学は学生留学と比べると、どうしても割合としては少数派なので、語学学校側との相性が大事になります。

結局3つの英語の語学学校に出向き、体験授業を受けたり説明を聞いたりしました。日本人スタッフのいる語学学校では日本語で説明してくれるので、シニア留学にどう対応しているかをより詳しく知ることができました。

そして来年は、そのうちの一つ「社会人クラス」が複数常設されている語学学校に行くことに決めました。

社会人クラスが整っている語学学校は、学校全体の雰囲気や授業の雰囲気も、やはり大学生中心のところとは明らかに違っていて、断然過ごしやすそうに感じました。

バビコ
バビコ
学校の雰囲気は、ホントに様々。

 

正直、学校の雰囲気がここまで違うのかと驚きました。シニア留学にはこの「社会人クラス」の雰囲気が断然マッチします。

気をつけたいのは、「社会人クラスは希望者が一定数集まれば開講します」という、「常設ではない」語学学校もあるということ。

夏の時期は留学生の数が1年のうちで最も多く、この時期に「社会人クラス」が開講される可能性は高いですが、「常設」をうたっていない学校の場合「開講は絶対ではない」と、説明のときに何度も念を押されましたので、シニア留学の場合、「常設」のチェックは重要です。

バビコ
バビコ
「社会人クラス」+「常設」をチェック!

 

「第二言語としての英語教育」は、カナダでも一大産業です。トロント市内にも、想像以上に大小様々な語学学校があります。

探せば英語学習についていろんな特徴を打ち出している語学学校があることがわかるはずです。

日本の留学エージェントの情報だけでは全部を知ることはできないので、シニア留学の場合は、まずは「社会人クラス」が「常設」されているかどうかを基準に探し始めるのがいいと思います。

カナダ/トロントの街の風景

 

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カナダジャーナルについての詳しい記事はコチラ!

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留学で語学学校の決めるのって、すごく迷うプロセスですよね。

すごく迷って決めたのに、実際行ってみたら違ってたとかね。いろいろ聞きます。

 

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おわりに

いかがでしたか?ここまでお読みいただきありがとうございました。

私がカナダのトロントで1年間英語の語学学校に通ったからわかった、語学学校の選び方のポイントはコレ。

シニア留学では「社会人クラス」が「常設」されている学校を選ぶべき

日本の留学エージェントに相談するときも、まずはこの点をしっかり伝えることが大事だと思います。

一念発起のシニア留学だからこそ、こだわっていきましょう。

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