シニア留学に行くことを決めたとして、まず最初に「どこの国に行くのがいいんだろう?」と考えて決めかねている方もいるのではないでしょうか?
私はカナダのトロントを選び1年2か月暮らしましたが、リアルに生活する中で感じた体験談がたくさんあります。
この記事では、私がシニア留学で実際に暮らしてみて「カナダが住みやすい」と感じた点をまとめてみました。
シニア留学でカナダが生活しやすい理由
蛇口からの水が飲める
1年2か月のシニア留学をした私がまず「これ重要!」って思うことは、コレ。
カナダは日本と同じように水道の水をそのまま飲んでも安全です。お腹を壊すなどということはないです。
ペットボトルの水を買って飲んでいる人もいましたが、語学学校でも家庭でも、カナダでは普通にみんな水道からの水をステンレスの水筒などに入れて飲んでいました。
私はやっぱり「水」は大事だな~と思うんですよね。
特に日本は水道水が飲めることがあまりにも当たり前です。国によっては蛇口からの水を直接飲まない方がいい所もあるわけで、日本人にとっての飲み水の「当たり前」が共通しているというのは、生活していく上でとても大きな安心ポイントだと思います。
「水の安全」=「安心」です。
特にこれは日本人ならではの体験談だと思います。
温度・長さ・重さの単位
1年以上カナダで生活していて地味に大事だと感じるのが、コレ。
生活の中で使う「単位」です。
こういうことも、シニア留学での暮らしやすさを感じる点です。
カナダに行ってしばらくの間、耳が慣れなくて英語がまだよく聞こえてこないような状態のとき、頼りになるのは文字での情報です。
表示されているものを読むことで、聞き取れないことを補って生活していくわけです。これ、シニア留学生活のリアル体験談です。
そんな時、生活でよく使う「単位」がカナダと日本で同じであることが、ものすごくありがたく感じられたのです。
明日の天気が気になって天気予報を見るときや、地図を見て目的地までの距離を調べる時を想像してみてください。
日本で使っているのと同じ「単位」だと、パッと見てスッと頭の中にイメージが入ってきます。
逆に長さの単位としての”インチ”や、重さの単位としての”ポンド”など、馴染みのない単位だとピンとこない感じを想像してみてください。なんだかよくわからなくてモヤっとする感じがみなさんにも伝わりますよね。
日々の生活の中でのホントに細かいことなんですが、こういう細かいことが積もっていくのが「生活する」ということだと思います。
「単位」が同じというのは実は地味にシニア留学でカナダが住みやすいと感じる大きなポイントとなりました。
電化製品がそのまま使える
シニア留学で日本から持ってきた電化製品が、アダプター無しでそのまま使える。
これもカナダでの生活上の大きなメリットです。
カナダのコンセントは日本と同じ形。そして電圧は120Vで日本より少し高いのですが(日本は100V)、電化製品は日本のものをそのまま使って問題ありません。
パソコンもドライヤーも携帯の充電も全部アダプター無しで、日本と全く同じように使えます。
これってものすごく便利なことだと思いませんか?
シニア留学って、とにかくいろんなことを考えて準備をしなければいけないんですよ。何を持っていかなくちゃいけないかをいちいちチェックしなくちゃいけない。
だから「考えなくていい」ことが多いほど、頭の中に余裕が生まれます。
毎日使う電化製品がそのまま使えるってことは、このことについて予め考える必要がないってことなんです。
これはシニア留学をする上で、と~っても大きなメリットだと言えます。
だって他の国の友だちは、みんなアダプターをいくつも持ってきていて、それぞれの電化製品にアダプターを差しっぱなしにして持ち歩いていましたからね。これもリアル体験談です。
それをしなくていいって、日本からシニア留学に行く人にとってカナダはホントに暮らしやすい場所だと思います。
治安の良さと街のきれいさ
「トロントはどんなところ?」という質問に対する、よく聞く答えがおもしろいんです。
カナダの中でもトロントがニューヨークから近いからなのか、ニューヨークと比較されることが多いようなのですが、たいていこんな風に表現されます。
そしてこれがまた、カナダを表すのにかなり的確に当たっているという感じです。
治安の良さ
日本は治安のいい国として知られています。海外に留学しようとするとき、やはり治安の問題は気になる点として上位にランキングされますよね。
みなさんご存じのとおり、カナダは治安が比較的いい国とされています。
私の体験談でいうと、1年2か月のトロント滞在中にコワい目に合うということは一切ありませんでした。
それでも日本ほどではありませんから、カナダでも大事なものを置きっぱなしにして席を離れるなどということは絶対にしない方がいいです。
でも自分一人でいる時はどうしたらいいの?って思うかもしれません。
そんな時のために私の体験談をお伝えしますね。
私はよくトロントの公立図書館を使っていました。自分一人で行くことも多かったです。
その時、よく隣の席の知らない人から
とお願いされることがありました。逆に私も、知らない人にお願いすることがありました。
これって多分すごくカナダっぽいやり取りだと思います。
こんな風に、カナダでは知らない人同士でお互い気をつけあって協力するという場面もよくありました。
お互いを知らなくても、人に頼むことが全然アリな雰囲気ということも、カナダの良さだと思います。
街のきれいさ
日本は街にごみが落ちていないことで海外でも有名なほど、街全体がきれいで衛生的ですよね。
トロントも、基本的にはきれいです。でも日本ほどではないというのが正直なところです。
トロントの街中では、ごみを清掃する人が手作業で道に落ちているごみを回収しているのをよく見かけます。
また、道端のごみを回収する小さな作業車があって、ホースでごみを吸い取りながら車道を移動していくのもよく見ました。
まあカナダはどこもかしこも広いので、多少ごみが落ちていてもあまり気にならないというか、気にしないというのも本音でして、日本のようにものすごくきれいではなくても、どこも快適に使えるきれいさなので、安心して生活できます。
ちなみにトロントでは犬を飼ってる人がとても多く、街中でも犬を散歩させている人たちがたくさんいます。
犬の散歩のときには、フンを捨てられるように専用の緑色のビニール袋を持っていくのが決まりです。
飼い主さんは必ず犬のフンをビニールに入れて持ち帰るか、指定のごみ箱に捨てるので、街中に放置されていることはほとんどありません。
それも街中をきれいに保っている理由かなと思います。
バビコと直接話しませんか?
私の1年2か月のカナダ留学での体験を、”知りたい””聞きたい”っていう人に向けて直接ZOOMでお話しすることを始めました。
留学エージェントに聞きづらいことや、シニア留学のリアルについてぶっちゃけて話せる場があっていいんじゃないかという想いからやり始めました。
詳しいことは、下のバナーをクリックしてご案内ページに飛んで見てみてくださいね。
おわりに
いかがでしたか?ここまでお読みいただきありがとうございました。
1年2か月のシニア留学でカナダのトロントに住んでみて、カナダが住みやすい国だと感じるのはどんなとこ?という視点でまとめました。
まとめれば「安全」と「安心」ということになるのですが、特に言いたいのはこの3つ。
「治安」や「衛生」ってどこの留学エージェントも言うことだからわりとイメージしやすいですけど、「水」と「単位」と「コンセント」は日々の生活に直結していることなので、体験談としてもリアルに大事だと思います。
せっかくのシニア留学、ストレス少なく過ごすための視点として、参考になればうれしいです。
だってそれでなくてもいろいろ考えなければならないのがシニア留学・海外生活ですからね…(笑)。